第16回 市販の痛み止めの選び方とその特性 その1ロキソプロフェン
こんばんは
今回は痛み止めについて書いていきます。
2014年にロキソニンのリスク区分が審議され、指定第2類に引き下げる案がありましたが、第1類に据え置くことが決まりました。それから約4年がたちます。
薬剤師がいるドラッグストアではロキソニン、ガスター10、リアップ、ヘルぺシアなど有名な薬がいっぱいあり、薬剤師との対面販売で購入することができます。中でも圧倒的にロキソニンの需要は多く、病院でも慣れ親しんだ薬なのでどこのドラッグストアでも買えるようになるととても便利になると思います。(薬剤師が朝から晩までいる店はあんまりないと思います。)
当時ロキソニンが据え置きになった時の1つの意見として、指定第2類になると購入が簡単になるので自宅に常備薬として置いておく方が増えることから、禁忌である妊婦さんが誤って飲んでしまうことを懸念してという意見があったそうです・・・
指定第2類のイブプロフェンも妊婦さんは禁忌だし、その他の商品も基本妊婦さんは禁忌だったり相談することに記載があると思うのですが・・・と自分は思いました。
他にも色々据え置く理由はあったと思いますが・・・・
そろそろ4年も経ったので引き下げもありうると思います。
痛み止めの成分の種類
・ロキソプロフェン
大体この5種類が痛み止めの成分になります。
ロキソニン効能効果
頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱
ロキソニンには炎症を抑える効果があるので、喉の痛み、捻挫、転んだ時の傷の痛みなどにも効果があります。病院で喉が痛いとき出す薬の定番です。(ロキソニンとトラネキサム酸が出るかなと思います。)
意外と知られていないのが筋肉痛です。若い時は筋肉痛といってもほっておけば忘れることの方が多く、薬を飲むという感覚はありませんでしたが、まあまあ年をとると筋肉痛とはいえども、基本動作に影響を与えるほどの痛みに発展することがあります。我慢せずに痛み止めを飲むのも良いかと思います。
また、胃にも負担が少なく1日2回までと記載がありますが、症状が出た時は3回目を飲むことも可能とされています。空腹時を避け、4時間以上空けることになっています。CMでもうたい文句になっていますが、眠気が来ることがほぼないです。
してはいけないことに乗り物、機械類の運転操作をしないでください。の記載がないので、ほぼ大丈夫だと思います。15歳未満はダメです。
痛み止めを使う人の大半が頭痛で使用する人がほとんどです。痛み止めを毎日使う人も少なくありません。頭痛になる原因はたくさんありますが、改善できるのもあります。
特にデスクワークの方が頭痛に悩まされている時は目の疲れ、肩こりが原因の場合が多いです。
頭痛には、偏頭痛と緊張型頭痛に分けられています。
「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。
枕が合っていない、布団があっていない、姿勢が悪いなども肩こりの原因の1つになっています。
筋肉の緊張や血流の改善などによく使われているのはビタミン剤などが多いです。
目、肩、腰にアリナミンexというCMがありますが、
ビタミン B1は糖質をエネルギーにかえ筋肉や神経に供給してくれるので、筋肉疲労によく、ビタミンEは毛細血管を広げて血液の流れを良くする働きがあります。
ビタミン剤を上手に使って肩こりを改善していくのも1つの手段だと思います。
話がそれてしまいましたが、ロキソニンを飲まずに頭痛の改善をしていく工夫の方が大切なことだと思います。
次回、イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリンについて書いて行きます。
以上