keita1980の日記

健康と美容に関する商品を自分の勉強を兼ねて紹介するブログ

第13回 間違ったヘアケアは毛を滅ぼす!TRを増やすよりシャンプーの見直しを

こんばんは

 

お名前.com

今日はヘアケアでシャンプーについて書いていきたいと思います。

 

毎日髪を洗うという方は少なくないと思います。間違ったヘアケアをすることで抜け毛の原因になったり、毛が細くなり切れやすくなったりします。

 

市販のシャンプーは安いものは200円台で詰め替えが売っていて、一方高いものは3000円台のものがあったりします。

シャンプーで値段を決める大きな材料としては

界面活性剤の種類が決め手になります。

 

界面活性剤は大きく分けて5つの分類に分けられます。

①石けん系

高級アルコール

アミノ酸

④ベタイン系

⑤タンパク質系

それぞれメリット、デメリットがあります。

 

①石けん系

おなじみの石鹸は、洗浄成分としての歴史がもっとも古く、ながく人々に愛されてきた定番の成分です。

 

洗浄力がしっかりとしているのが特徴で皮脂などの脱脂力が強く洗いあがりのスッキリ感がやめられないというコアなファンの多い天然素材のシャンプーです。

 

ただ、頭皮のスッキリ感とは裏腹に、髪への使用はキシミやゴワつきの原因になることから使う人を選ぶ成分でもあります。

 

洗いあがりの髪が中性~アルカリ性に傾くのも特徴で、とくにハイダメージの髪はリンス剤で弱酸性に戻してあげる必要があります。

 

特徴

 

 

  • 植物の油をアルカリで反応させた界面活性剤の一種。
  • 洗浄力が高く肌への刺激性も低い。
  • シャンプーしたあと頭皮は一時的にアルカリ性に傾く。

 

 

※通常人間の肌は自然と弱酸性へと戻るので肌への影響はありません。
極度の乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方で皮脂の分泌に時間がかかる場合、弱酸性に戻るのに時間がかかる場合があるので使用は控えた方が良いです。

 

使用感

洗浄力がしっかりとしているため洗いあがりの頭皮のスッキリは概ね好評。ただ、アルカリ性に傾くため髪のごわごわ、キシキシ感が必ず残る。
石鹸系シャンプーになれるまではリンスの併用が不可欠。

 

メリット 

天然素材なので生分解性が高く環境に優しい。
洗浄力が強くしっかりと洗える。
製造コストが低く抑えることが出来るため、比較的安価で購入できる。

 

デメリット

泡立ちが悪く石鹸カスが残りやすい。
石鹸成分が頭皮に残りやすくフケを発症する場合がある。
アルカリ性に傾くため中和剤としてのリンスが必要。
ダメージヘアだとキシミ、ゴワつきによる抜け毛も発生する場合がある。
目に入ると強い痛みを伴います。

 

主な商品

シャボン玉無添加石けんシャンプー

ミヨシ無添加石鹸シャンプー

 

 

高級アルコール

「洗浄力は強いが刺激性も激強!」

 

洗浄力の強さ、成分の安定性、価格の安さからほぼすべてのシャンプーで採用されていて、今でも市販のシャンプーのほとんどで採用されている定番の界面活性剤です。

 

ただ、その刺激性の強さから頭皮にトラブルを抱える人も多く、昨今の無添加ノンシリコン、アミノ酸など健康志向のシャンプーへの流れを作ってしまった張本人です。

 

いわゆる価格が高い、貴重なものであるといった意味の「高級」ではなく、分子構造上の区別としての「低級、高級」であり、シャンプーの洗浄成分としては比較的安価で大量生産に向いているので、今もなお、市販のシャンプーのほとんどで採用され続けています。

 

かつては石油成分由来の洗浄成分として生成されていたため「石油系界面活性剤」と呼ばれていた時期もありましたが、最近ではほとんどが植物油由来のものに切り替わっていて「高級アルコール系」と呼ばれることがほとんどです。

 

高級アルコール系」と呼ぶことでなんとなく耳障りがよくなった気がしませんか?成分の分子構造的にはほとんど石油系と変わらないんですけどね・・・

 

高級アルコール系の界面活性剤」は原料によって主に2種類に分類されますが、洗浄成分としての機能面はよく似ていて、違いらしい違いはほとんどありません。

 

特徴

とにかく製造コストが安価なため、シャンプーのみならず、ボディソープや台所用洗剤、また一部工業製品としても使用される一番メジャーな界面活性剤です。

 

 

使用感

洗いあがりのスッキリ感が強くサッパリ洗った感は他の界面活性剤の比ではない。
泡立ちもよく、水に流したときに水切れもいい。

 

メリット 

泡立ちよく短時間でスッキリ洗うことができる。
価格を安く抑えることができる。

 

デメリット

脱脂力が強く、洗いあがりの頭皮の乾燥やかゆみの原因になる場合がある。
必要な皮脂まで洗い流してしまいバリア機能の低下が懸念される。
刺激性が強くかぶれの原因になる場合がある。
「刺激がとにかく強すぎる」

 

主な商品

パンテーン

ラックス

メリット

などほとんどがそうです。

 

アミノ酸

アミノ酸系の界面活性剤も原料によっていくつかに分類されます。

 

構造的には大きな違いはありませんが、若干特性が違うため念の為にこのページでおさらいしておきます。

 

アミノ酸系の界面活性剤はここ数年で一気にシェアの伸ばしてきました。

 

その原動力となっているのが「低刺激で優しい洗浄力」です。

 

市販のシャンプーにみられる「毛穴の奥まで根こそぎ洗浄系」シャンプーとは違い、アミノ酸系界面活性剤のマイルドな洗浄力はバランスのとれた洗浄力と言われています。

 

「頭皮の表面に付いた汚れや、酸化した皮脂などだけを洗い流して必要な毛穴のなかの皮脂などは残してくれる」適度な洗浄力はなによりの魅力となっています。

 

ただ、高級アルコール系や石鹸系の界面活性剤に比べて製造コストは高く、その分のコストがそのまま製品の価格に反映されています。

 

しかし、一度使うとその使用感からリピートになる方は多くこれからのシャンプーのスタンダードになっていく「今から」のシャンプーと言えると思います。

 

一般的に「低刺激シャンプー」と呼ばれるものはほとんどがこのアミノ酸シャンプーのことを指しています。

 

特徴

アミノ酸系の界面活性剤は原料によって以下のように分類されます。

 

 

 

 

 

原料によって洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなど微妙に違いますが、総じていえることは洗浄力が比較的弱いと言うことです。

 

裏を返せば、肌への刺激も弱いと言うことです。

 

ほとんどの日本人は毎日お風呂に入る週間がありますから、毎日シャンプーをするわけです。

 

毎日落とさなくてはイケないほどの汚れというのはそんなに頑固な汚れではありません。

 

ホコリやフケなどは水洗いでも落ちてしまいます。

 

水洗いで落としきれない僅かな皮脂汚れを落とす程度の洗浄力があればいいのですから、洗浄力がマイルドなアミノ酸系の界面活性剤はシャンプーの洗浄成分としては最適と言えます。

 

使用感

皮脂の分泌が盛んな方は市販のシャンプーに比べて泡立ちに不満を感じる場合があります。

 

ただ洗浄力はマイルドで使用している間のかゆみなどは少なくドライヤーのあとも乾燥感を感じにくいのが特徴です。

 

水切れもよく洗い上がりのキシミも少ない。

 

シャンプーの種類によってはシリコンやポリマーなどを使用していない場合があるので、髪のキシみがきになる場合にのみトリートメントやヘアオイルとの併用が必要になるかもしれません。

 

メリット

適度な洗浄力で頭皮や髪への負担が少ない。
石鹸カスがでないので、頭皮に残留物を減らせる。(お風呂場も汚れにくいです。)
泡立ちがキメ細かいので頭皮や髪に馴染み安い

 

デメリット

製造コストが高く市販のシャンプーに比べて価格が高い。
ドラッグストアやコンビニなどでは入手しにくい。

「極上美容液で髪を洗う。」コラーゲン×アミノ酸シャンプー

 

主な商品

ディアボーテ

いち髪

ボタニスト

アミノメイソン

ジュレーム

 

 

④ベタイン系

植物由来の界面活性剤で、肌への刺激も少なく比較的メジャーな界面活性剤です。

 

「ベタイン」はシャンプーの洗浄成分としてだけではなく、化粧品の分野では保湿効果を期待した保湿剤として良く使用されています。

 

両性イオン界面活性剤という特殊な界面活性剤で、洗浄力はアミノ酸よりもやや強いとされています。

 

天然成分由来ですが、アミノ酸系よりも強い洗浄力がありますから比較的皮脂の分泌が多い方やヘアスタイリング剤を使用される方にオススメの洗浄成分です。

 

 

特徴

適度な洗浄力で刺激も低くアミノ酸系シャンプーに良く使用されています。

 

「砂糖大根(ビート)」という植物が原料で生分解性が高く環境にも良いです。

 

使用感

マイルドな洗浄力でありながら、しっとりとした洗い上がりになるのは皮脂が残っているからではなく、ベタインそのものに保湿効果があるから。
泡立ちはアミノ酸系界面活性剤と同等か少し弱いくらいです。
ベタイン系シャンプーはサロンシャンプーなどでよく用いられ、シャンプーを紹介するサイトによってはアミノ酸シャンプーと同カテゴリーで紹介されています。
洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなどアミノ酸シャンプーに欲に似ているのでわざわざアミノ酸系と区別する必要はないかもしません。

 

メリット 

適度な洗浄力
優れた生分解性で環境にも優しい。
保湿効果や髪を柔らかくする柔軟効果もある

 

デメリット

製造コストが高く価格も安くはない。

 

⑤タンパク質系

「シルク」「コラーゲン」など美容に良さそうな響きの原料をもとに作られるとても高価な界面活性剤です。

 

その名の通りたんぱく質でできた洗浄成分で、洗浄力や泡立ちなどはアミノ酸系界面活性剤ととても良く似ています。

 

価格が高価なため市販のシャンプーにはまず配合されない成分で、ネット通販でも本当に数が少ない成分です。

 

洗浄力、機能面でも申し分ない成分ですので一緒に配合されている洗浄成分以外の成分に納得がいって、お財布に余裕があるなら一度は試して見て欲しいシャンプーと言えます。

 

特徴

コラーゲンやシルクなど天然のたんぱく質に水を加えて分解して作れれています。

 

髪や頭皮の細胞の主成分がたんぱく質であることを考えれば頭皮や髪への刺激性が低いことは容易に想像できます。

 

また、洗浄力の方はアミノ酸シャンプーと似たような感じです。

 

アミノ酸系界面活性剤よりも泡立ちが少ないため、たんぱく質系界面活性剤のみを単体で配合するシャンプーというのはなくて、必ずアミノ酸系の泡立ちの良い成分と抱き合わせて配合されている場合がほとんどです。

 

使用感

とにかく低刺激でマイルドな洗いごごち。かゆみや刺激を感じることはなく、目に入ってもそれほど痛みを感じません。
泡立ちが悪い分を他のアミノ酸系の成分で補う場合がほとんどです。

 

メリット 

低刺激で適度な洗浄力が魅力。
肌への刺激が少ない。天然成分なので、環境への負担も少ないです。

 

デメリット

価格が高いのと、まだそれほど市場に出回っていないので配合されているシャンプーを見つけるだけでも難しい状況です。
ドラッグストアやコンビニではまず見つかることはありません。

 

 

髪のダメージが気になってヘアオイルやミルク、ミストなどトリートメントをプラスしてダメージケアをされている方は多いかと思います。

よかれと思って使用したトリートメントが石油系だったり本末転倒なことがヘアケアには多いです。

 

ヘアケアの基本は頭皮ケアを含むシャンプーがベースになるので、髪の毛で悩みのある方はまずシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか。

 

ヘアケアについてはまた別の機会で書いていきます。

以上