第13回 間違ったヘアケアは毛を滅ぼす!TRを増やすよりシャンプーの見直しを
こんばんは
今日はヘアケアでシャンプーについて書いていきたいと思います。
毎日髪を洗うという方は少なくないと思います。間違ったヘアケアをすることで抜け毛の原因になったり、毛が細くなり切れやすくなったりします。
市販のシャンプーは安いものは200円台で詰め替えが売っていて、一方高いものは3000円台のものがあったりします。
シャンプーで値段を決める大きな材料としては
界面活性剤の種類が決め手になります。
界面活性剤は大きく分けて5つの分類に分けられます。
①石けん系
②高級アルコール系
③アミノ酸系
④ベタイン系
⑤タンパク質系
それぞれメリット、デメリットがあります。
①石けん系
おなじみの石鹸は、洗浄成分としての歴史がもっとも古く、ながく人々に愛されてきた定番の成分です。
洗浄力がしっかりとしているのが特徴で皮脂などの脱脂力が強く洗いあがりのスッキリ感がやめられないというコアなファンの多い天然素材のシャンプーです。
ただ、頭皮のスッキリ感とは裏腹に、髪への使用はキシミやゴワつきの原因になることから使う人を選ぶ成分でもあります。
洗いあがりの髪が中性~アルカリ性に傾くのも特徴で、とくにハイダメージの髪はリンス剤で弱酸性に戻してあげる必要があります。
特徴
- 植物の油をアルカリで反応させた界面活性剤の一種。
- 洗浄力が高く肌への刺激性も低い。
- シャンプーしたあと頭皮は一時的にアルカリ性に傾く。
※通常人間の肌は自然と弱酸性へと戻るので肌への影響はありません。
極度の乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方で皮脂の分泌に時間がかかる場合、弱酸性に戻るのに時間がかかる場合があるので使用は控えた方が良いです。
使用感
洗浄力がしっかりとしているため洗いあがりの頭皮のスッキリは概ね好評。ただ、アルカリ性に傾くため髪のごわごわ、キシキシ感が必ず残る。
石鹸系シャンプーになれるまではリンスの併用が不可欠。
メリット
天然素材なので生分解性が高く環境に優しい。
洗浄力が強くしっかりと洗える。
製造コストが低く抑えることが出来るため、比較的安価で購入できる。
デメリット
泡立ちが悪く石鹸カスが残りやすい。
石鹸成分が頭皮に残りやすくフケを発症する場合がある。
アルカリ性に傾くため中和剤としてのリンスが必要。
ダメージヘアだとキシミ、ゴワつきによる抜け毛も発生する場合がある。
目に入ると強い痛みを伴います。
主な商品
シャボン玉無添加石けんシャンプー
ミヨシ無添加石鹸シャンプー
②高級アルコール系
「洗浄力は強いが刺激性も激強!」
洗浄力の強さ、成分の安定性、価格の安さからほぼすべてのシャンプーで採用されていて、今でも市販のシャンプーのほとんどで採用されている定番の界面活性剤です。
ただ、その刺激性の強さから頭皮にトラブルを抱える人も多く、昨今の無添加ノンシリコン、アミノ酸など健康志向のシャンプーへの流れを作ってしまった張本人です。
いわゆる価格が高い、貴重なものであるといった意味の「高級」ではなく、分子構造上の区別としての「低級、高級」であり、シャンプーの洗浄成分としては比較的安価で大量生産に向いているので、今もなお、市販のシャンプーのほとんどで採用され続けています。
かつては石油成分由来の洗浄成分として生成されていたため「石油系界面活性剤」と呼ばれていた時期もありましたが、最近ではほとんどが植物油由来のものに切り替わっていて「高級アルコール系」と呼ばれることがほとんどです。
「高級アルコール系」と呼ぶことでなんとなく耳障りがよくなった気がしませんか?成分の分子構造的にはほとんど石油系と変わらないんですけどね・・・
「高級アルコール系の界面活性剤」は原料によって主に2種類に分類されますが、洗浄成分としての機能面はよく似ていて、違いらしい違いはほとんどありません。
特徴
とにかく製造コストが安価なため、シャンプーのみならず、ボディソープや台所用洗剤、また一部工業製品としても使用される一番メジャーな界面活性剤です。
使用感
洗いあがりのスッキリ感が強くサッパリ洗った感は他の界面活性剤の比ではない。
泡立ちもよく、水に流したときに水切れもいい。
メリット
泡立ちよく短時間でスッキリ洗うことができる。
価格を安く抑えることができる。
デメリット
脱脂力が強く、洗いあがりの頭皮の乾燥やかゆみの原因になる場合がある。
必要な皮脂まで洗い流してしまいバリア機能の低下が懸念される。
刺激性が強くかぶれの原因になる場合がある。
「刺激がとにかく強すぎる」
主な商品
ラックス
メリット
などほとんどがそうです。
③アミノ酸系
アミノ酸系の界面活性剤も原料によっていくつかに分類されます。
構造的には大きな違いはありませんが、若干特性が違うため念の為にこのページでおさらいしておきます。
アミノ酸系の界面活性剤はここ数年で一気にシェアの伸ばしてきました。
その原動力となっているのが「低刺激で優しい洗浄力」です。
市販のシャンプーにみられる「毛穴の奥まで根こそぎ洗浄系」シャンプーとは違い、アミノ酸系界面活性剤のマイルドな洗浄力はバランスのとれた洗浄力と言われています。
「頭皮の表面に付いた汚れや、酸化した皮脂などだけを洗い流して必要な毛穴のなかの皮脂などは残してくれる」適度な洗浄力はなによりの魅力となっています。
ただ、高級アルコール系や石鹸系の界面活性剤に比べて製造コストは高く、その分のコストがそのまま製品の価格に反映されています。
しかし、一度使うとその使用感からリピートになる方は多くこれからのシャンプーのスタンダードになっていく「今から」のシャンプーと言えると思います。
一般的に「低刺激シャンプー」と呼ばれるものはほとんどがこのアミノ酸シャンプーのことを指しています。
特徴
アミノ酸系の界面活性剤は原料によって以下のように分類されます。
原料によって洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなど微妙に違いますが、総じていえることは洗浄力が比較的弱いと言うことです。
裏を返せば、肌への刺激も弱いと言うことです。
ほとんどの日本人は毎日お風呂に入る週間がありますから、毎日シャンプーをするわけです。
毎日落とさなくてはイケないほどの汚れというのはそんなに頑固な汚れではありません。
ホコリやフケなどは水洗いでも落ちてしまいます。
水洗いで落としきれない僅かな皮脂汚れを落とす程度の洗浄力があればいいのですから、洗浄力がマイルドなアミノ酸系の界面活性剤はシャンプーの洗浄成分としては最適と言えます。
使用感
皮脂の分泌が盛んな方は市販のシャンプーに比べて泡立ちに不満を感じる場合があります。
ただ洗浄力はマイルドで使用している間のかゆみなどは少なくドライヤーのあとも乾燥感を感じにくいのが特徴です。
水切れもよく洗い上がりのキシミも少ない。
シャンプーの種類によってはシリコンやポリマーなどを使用していない場合があるので、髪のキシみがきになる場合にのみトリートメントやヘアオイルとの併用が必要になるかもしれません。
メリット
適度な洗浄力で頭皮や髪への負担が少ない。
石鹸カスがでないので、頭皮に残留物を減らせる。(お風呂場も汚れにくいです。)
泡立ちがキメ細かいので頭皮や髪に馴染み安い
デメリット
製造コストが高く市販のシャンプーに比べて価格が高い。
ドラッグストアやコンビニなどでは入手しにくい。
主な商品
ディアボーテ
ボタニスト
アミノメイソン
ジュレーム
④ベタイン系
植物由来の界面活性剤で、肌への刺激も少なく比較的メジャーな界面活性剤です。
「ベタイン」はシャンプーの洗浄成分としてだけではなく、化粧品の分野では保湿効果を期待した保湿剤として良く使用されています。
両性イオン界面活性剤という特殊な界面活性剤で、洗浄力はアミノ酸よりもやや強いとされています。
天然成分由来ですが、アミノ酸系よりも強い洗浄力がありますから比較的皮脂の分泌が多い方やヘアスタイリング剤を使用される方にオススメの洗浄成分です。
特徴
適度な洗浄力で刺激も低くアミノ酸系シャンプーに良く使用されています。
「砂糖大根(ビート)」という植物が原料で生分解性が高く環境にも良いです。
使用感
マイルドな洗浄力でありながら、しっとりとした洗い上がりになるのは皮脂が残っているからではなく、ベタインそのものに保湿効果があるから。
泡立ちはアミノ酸系界面活性剤と同等か少し弱いくらいです。
ベタイン系シャンプーはサロンシャンプーなどでよく用いられ、シャンプーを紹介するサイトによってはアミノ酸シャンプーと同カテゴリーで紹介されています。
洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなどアミノ酸シャンプーに欲に似ているのでわざわざアミノ酸系と区別する必要はないかもしません。
メリット
適度な洗浄力
優れた生分解性で環境にも優しい。
保湿効果や髪を柔らかくする柔軟効果もある
デメリット
製造コストが高く価格も安くはない。
⑤タンパク質系
「シルク」「コラーゲン」など美容に良さそうな響きの原料をもとに作られるとても高価な界面活性剤です。
その名の通りたんぱく質でできた洗浄成分で、洗浄力や泡立ちなどはアミノ酸系界面活性剤ととても良く似ています。
価格が高価なため市販のシャンプーにはまず配合されない成分で、ネット通販でも本当に数が少ない成分です。
洗浄力、機能面でも申し分ない成分ですので一緒に配合されている洗浄成分以外の成分に納得がいって、お財布に余裕があるなら一度は試して見て欲しいシャンプーと言えます。
特徴
コラーゲンやシルクなど天然のたんぱく質に水を加えて分解して作れれています。
髪や頭皮の細胞の主成分がたんぱく質であることを考えれば頭皮や髪への刺激性が低いことは容易に想像できます。
また、洗浄力の方はアミノ酸シャンプーと似たような感じです。
アミノ酸系界面活性剤よりも泡立ちが少ないため、たんぱく質系界面活性剤のみを単体で配合するシャンプーというのはなくて、必ずアミノ酸系の泡立ちの良い成分と抱き合わせて配合されている場合がほとんどです。
使用感
とにかく低刺激でマイルドな洗いごごち。かゆみや刺激を感じることはなく、目に入ってもそれほど痛みを感じません。
泡立ちが悪い分を他のアミノ酸系の成分で補う場合がほとんどです。
メリット
低刺激で適度な洗浄力が魅力。
肌への刺激が少ない。天然成分なので、環境への負担も少ないです。
デメリット
価格が高いのと、まだそれほど市場に出回っていないので配合されているシャンプーを見つけるだけでも難しい状況です。
ドラッグストアやコンビニではまず見つかることはありません。
髪のダメージが気になってヘアオイルやミルク、ミストなどトリートメントをプラスしてダメージケアをされている方は多いかと思います。
よかれと思って使用したトリートメントが石油系だったり本末転倒なことがヘアケアには多いです。
ヘアケアの基本は頭皮ケアを含むシャンプーがベースになるので、髪の毛で悩みのある方はまずシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか。
ヘアケアについてはまた別の機会で書いていきます。
以上
第12回 美肌のベースはカルシウム今年の乾燥対策に
こんばんは
今日は肌とカルシウムの関係性について書いていきます。
カルシウムと聞くと硬い骨をつくるイメージが強いし、肌とは遠い関係と思われがちですが、肌形成にも大きく貢献しています。
潤いのある皮膚にはカルシウムが関係しています。
皮膚は大きく分けると
表皮、真皮、皮下組織の3つに分かれています。
カルシウムが関係しているのは一番上の表皮です。
表皮内も
・皮脂膜
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
カルシウム不足にミルク由来のカルシウムサプリメント【かるみるく】
に分かれています。
表皮の角質層(1番外側の層)をつくる角質細胞の膜は、ほかの細胞の膜より厚い「肥厚細胞膜」
と呼ばれます。
肥厚細胞膜がつくられることで、紫外線などの外からの刺激から守るバリア機能が高まったり、弾力や水分の保持する働きが高まります。
顆粒層で、酵素により肥厚細胞膜が作られ、角質細胞になります。この酵素は「表皮トランスグルタミナーゼ」といい、この酵素を活性化させるのに必要不可欠なものが
カルシウムです。
つまりカルシウムが足りないと充実した角質層が作られません。肥厚細胞膜を作る工程は、肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)の一環ですので、カルシウムの不足は新陳代謝の低下につながります。
肌にカルシウムが十分にある場合
角質層に厚みがあり、キメが細かい肌。
外部刺激に対するバリア機能が高い。
水分保持の働きが高まり、潤い、透明感のある肌になる。
肌のターンオーバーが適切になる。
肌にカルシウムが不足している場合
角質層が薄く、キメが粗い肌。
外部の刺激で、肌荒れしやすい。
乾燥肌、くすんでいる肌。
肌のターンオーバーが遅くなる。
美肌のためにはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などたくさん良いサプリは出ています。主に上記の成分は真皮に働く成分になっています。
カルシウムと平行して取られるのが一番良いです。
毎日浴びている紫外線とくにA波は表皮を通過してコラーゲン、エラスチンを直接攻撃してきます。そこで角質細胞が薄いと簡単に通過されてより強い紫外線がコラーゲンを壊します。それが、シワの原因になったりします。
また、ターンオーバーが遅くなると古い角質がいつまでも代謝されずに存在しシミの原因にもなります。
これから、寒くなって空気も乾燥してくる季節です。
化粧水、乳液、ハンドクリーム、ボディクリームなどを駆使して保湿をしっかりしていかなければならない季節です。今年は+カルシウムをとってみてはいかがでしょうか。
第11回 目の労働が労基法違反してませんか?スマホによる目への激務!
こんばんは
今回は目のケアについて書いていきます。
昔の日本では少なかった目の病気黄斑変性症が近年多くなってきています。
予想では、これから加速して多くなっていくと思います。
その原因としては・・・・
ブルーライトが原因の1つと言われています。
省エネ対策によるLEDの普及、鮮明な大型テレビ、スマートフォン、PCなどとても見やすく便利なものが増えてきて、さらにこれからはもっと増えてくると予想されます。
ブルーライトとは・・・
日中は空高くに白く輝く太陽光も、実は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫色などの様々な色の光が合わさって白色に見えています。同じように、室内の照明灯として一般に広く用いられる蛍光灯は、人工的に青、緑、赤色の光を重ね合わせることで白色光を作りだしています。
一方で、エネルギー効率が良いということで近年増えつつある白色LEDライトですが、青と黄色の光とを掛け合わせることで白色を作りだしています。そのため、LEDライトからはブルーライトが多く発せられます。
ブルーライトによる目への影響
目の疲れ、眼精疲労
ブルーライトは他の色と比べて光の波が小さく細かいため、空中のちりやホコリによって散乱してしまいます。その影響がパソコンやテレビの画面のぶれやちらつきとして表れるため、私たちの目はピントを合わせようと一生懸命に働きます。その結果、目の筋肉や視覚を確識する脳が疲れてしまい、疲れにつながります。
目の網膜や黄斑部へのダメージ、加齢黄斑変性症
ブルーライトは、紫外線に次いで高いエネルギーを持っています。そのため刺激性も高く、網膜や黄斑部にダメージを与え、硬膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす原因の1つと考えられています。加齢黄斑変性症は、加齢にともなって生じる老廃物や酸化ストレス(活性酸素)によるダメージが黄斑部や網膜で蓄積した結果発症することが、既に多くの研究からわかっています。
加齢黄斑変性症の症状
・ゆがみ
・視力低下、中心暗点
・色彩異常
とされています。
日本失明原因
1位 緑内障
2位 糖尿病網膜症
3位 加齢黄斑変性症
3位 網膜色素変性症
5位 視神経萎縮
6位 白内障
となっています。
食生活にも影響が・・・
私たちの目の黄斑部には、元々ルテインやゼアキサンチンと呼ばれる黄色いカロテノイド色素が備わっています。ルテインやゼアキサンチンが、黄斑部に到達するブルーライトを吸収、遮断することで、私たちの目の健康維持にはたらきます。ルテインは、ホウレンソウ、ブロッコリーなど緑色の濃い葉物の野菜に多く含まれます。一方、ゼアキサンチンはパプリカやパパイヤ、柿、卵の黄身など橙色の野菜や果物に多く含まれます。
ビルベリーやサンタベリーに含まれるアントシアニンやレスベラトロール、プロアントシアニジンなどのポリフェノールは、高い抗酸化作用を持っています。そのため、ブルーライトによって発症する活性酸素を押さえ、網膜や黄斑部のダメージを軽減する効果を持つことが、最近の研究でわかってきました。
市販されているファンケルのえんきんは世間的にとても売れている商品ですが、ビルベリー、ルテイン、アスタキサンチンなど目に良いとよばれる成分がバランスよく入っていると思います。黄斑変性症の予防にも良い商品だと思います。
ほうれん草やブロッコリー、パプリカ、パパイヤ、柿などなどをバランスよく食生活に混ぜるのが一番良い予防方法と思います。
食生活も時代の変化か野菜の高騰などでやさいを多くとれない時代になってきているので、健康補助食品で補うのも賢い健康維持対策になっていると思います。
以上
第10回 過度なダイエットで体重増加??原因はむくみの可能性も
こんばんは
きょうはむくみについて書いていきます。
むくみ(浮腫)とは、細胞と細胞の間の水が、異常に増加した状態を言います。朝起きて鏡を見ると顔が腫れぼったい、夕方になると下肢がむくんで靴が窮屈になる、急に体重が増えたなどの症状が現れます。
体重が増えても、むくみと肥満ではその成り立ちは全く違います。むくみは体の水分が異常に増加した状態であって、肥満は脂肪分が増えることです。区別するにはむくんでいると思う部分(特に足のすね)を強く指で押してみてください。
指の形にへこみができればむくみです。肥満の場合はこのようなへこみはできません。ひどいむくみは3~4日で10kgも体重が増加することもありますが、肥満の場合はここまで極端な体重増加はありません。
足のむくみの原因は、立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢をとり続けていた場合、全身の血行が悪くなり、さらに重力の影響で身体に不要な水分が下半身にたまってしまうからです。きつい下着を着けてもその部分の血行が妨げられ、身体の血流がスムーズにいかずに足がむくみやすくなります。
特に女性は、生理になると女性ホルモンの分泌量が増え、血管が拡張されるために足がむくみやすくなります。
顔のむくみの原因は、顔の皮膚の下の組織に水分がたまったことがむくみの原因です。水分は高いところから低いところへ流れるので、朝起きた時が一番むくみが見られます。また、前日にビールやワイン、日本酒などのアルコールをたくさん飲み過ぎると血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張して静脈やリンパによる水分の処理がうまくいかなくなるのでむくみやすくなります。
また、水分を多くとったことでむくんでしまったと思う方が多いと思います。
しかし、逆に水分を取らなすぎてむくむ場合のあります。
体内の水分が足りなく、人間の体は生命維持を優先するため体温調節を優先するので、汗として水分を貯蔵する仕組みになっています。
それによって、抗利尿ホルモンが分泌され尿として排せつをしなくなります。元々、人の体は利尿ホルモンと抗利尿ホルモンがバランスをとりながな分泌しているようで、日中は利尿ホルモンが働いており、夜は抗利尿ホルモンが働いているようです。なので、夜にトイレに起きたりすることがなく睡眠を取れるようになっています。年配の方が夜にトイレに起きてしまうのは加齢によってホルモンのバランスが崩れることによって夜に利尿ホルモンが分泌されたりするからです。
また、運動をしているときなどは抗利尿ホルモンが働いているようです。
抗利尿ホルモンが分泌されている状態で一気に水分を補給すると、血管内の水分濃度がたかくなり、高利尿ホルモンのせいで、尿として排せつできないので、血管から細胞にシミでていく量が増量しむくみになるようです。
普段あまり水分をとらないのにむくんでしまったという方はこういったことが原因の可能性もあると思います。また、むくんだから水分を取らないようにするというのも間違った行動になるので気をつけましょう。
過度なダイエットもむくみの原因
テレビで貧困の国でお腹だけがポッコリと出ている子供の姿を見たことあるでしょうか?
なぜ?と疑問をもったかたは少なくないと思います。
お腹は「腹水」で腫れています。
栄養失調で血液中のアルブミン(タンパク質)が少なくなり、血管内で水分を保持できなくなり外へ流出してしまいます。お腹周りの筋肉、脂肪は弱くなっているので、より張って見えるようになっています。
過度なダイエットでむくみがでるのも仕組みとしては同じことが言えます。
食事を制限して、タンパク質をとらない食生活をしていると、血管内で水分保持能力が弱まるので水分が染み出てしまいむくみになります。
ただ食べないダイエットは逆効果になりうるので気をつけましょう。
むくみの原因はたくさんあるようです。
自分のむくみの原因を正しく理解し自分にあった改善が必要になります。
自分の見解も多少含んでいるので間違った記述もあるかもしれないので、ご了承ください。
以上
第9回 体の悩みの万能薬、高麗人参の12の効果
こんばんは
第9回目は高麗人参について書いていきます。
高麗人参って体にいいことは皆さん知っていると思いますが、いったいどんな効能効果があるか、どんな方にオススメなのかを勉強していきます。
①胃腸の健康を保つ健胃作用
②冷え性・貧血・立ちくらみ、血液と心臓の病に
③美顔・美容・成人病・便秘に
④コレステロール・成人病に
⑤ストレス・不眠・ノイローゼ・自律神経失調症に
⑥疲労倦怠感・精力増強
⑦糖尿病の予防と改善に
⑧神経痛・リウマチに
⑨肝臓への効果
⑩咳を鎮め痰を切る
⑪アレルギー疾患に
⑫ガン、皮膚病、痔
とたくさんの効能効果があります。
一般的に年配の方が使用するイメージがありますが、冷え性や美容、便秘、披露、アレルギー疾患など、若い方の悩みにも多く効果があることがわかります。
高麗人参の有用成分の代表としてあげられるのが、人参サポニンと呼ばれている成分です。サポニン(saponin)とは、水に溶かして振ると石けんのように泡が立つ性質があります。
※人参が入ってる栄養ドリンクを振ると泡が立ちます。
泡が立つことがサポニンの入っている証拠になります。
サポニンの効果
抗酸化作用
血液中の脂肪やコレステロールが活性酸素によって酸化されると、LDL(悪玉)コレステロールとなって、血管内に脂肪が蓄積されてしまいます。大豆サポニンには抗酸化作用があるため、活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防いでくれます。
LDLコレステロールの蓄積を抑えることによって、動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳梗塞などの予防にも役立ちます。
免疫向上
サポニンには免疫機能をつかさどるリンパ球の1種であるナチュラルキラー細胞を活性化し、ウイルスや細菌から体を守ります。サポニンは免疫力をアップする働きがあるので、インフルエンザや風邪などひきにくくなります。
肥満予防
腸で吸収されたブドウ糖が脂肪酸と合わさるのを防ぎ、余分な脂肪の蓄積を抑制します。脂肪の蓄積が予防できるので肥満予防になります。大豆サポニンにはアディポネクチンの分泌を促進する働きがあります。アディポネクチンとは脂肪細胞から分泌される物質で、動脈硬化や糖尿病を予防する働きがあります。またアディポネクチンには脂肪の燃焼を促進する働きもあります。
血流改善
高麗人参などに含まれるサポニンには、血栓が血液中にできにくくします。また毛細血管の血流を改善する働きもあります。血流が良くなると冷え症対策にもなります。
肝機能の向上
大豆サポニンには過酸化脂質を抑制する働きがあります。過酸化脂質は中性脂肪やコレステロールなどが活性酸素によって酸化されたものです。肝臓に脂肪が蓄積した脂肪肝の状態になると、肝臓の脂肪が酸化されてしまい、肝臓は炎症しやすくなり、肝機能も低下してしまします。
肝機能の向上によって痛風にも効果があります。
咳や痰をおさえる
アマチャヅルには咳を抑える働き、桔梗サポニンには咳を抑え、痰を除去する働きがあります。
これから寒くなるにつれて、風邪やインフルエンザが流行してきます。
体調管理のために高麗人参を飲むのは良いと思います。
まだまだ人参は奥が深いので次回に続きます。
今日はここまでにします。
以上
第8回 肌に夏のダメージ残ってませんか?秋のスキンケアにはLシステインを
こんばんは
今日はスキンケアには必須のアミノ酸、ビタミンについて書いていきます。
ようやく暑い夏も終わり涼しい毎日になってきました。
夏に浴びた紫外線、予防に使った日焼け止めのダメージが秋にドッときます。
それをケアできる医薬品を紹介していきます。
夏のダメージとは、具体的にいうと・・・
・紫外線によるシミ(&乾燥)
・UVケアによる刺激
この2つが夏のダメージ肌になる原因。
紫外線を浴びた肌は、たとえ目に見える日焼けはしていなくても、皮膚の奥にシミ予備軍が作られます。
紫外線を受ける事で、肌の奥にあるメラノサイトへ(メラニンを作ろう!)という情報が伝わり、チロシン→ドーパ→ドーパキノン→メラニンという順番で出てきます。
それが表に出てくるかどうかは、アフターケア次第!
秋のスキンケアの仕方によって、数年後のシミの量が変わってしまうのです。
また、夏は強力SPFの日焼け止めを使うため、肌への負担が大きくダメージが蓄積しているのです。
そのため秋のスキンケアはまず、夏のダメージケアから始めることをおすすめします。
ダメージを受けた肌をいたわり、回復させてからでないと、せっかくのスキンケアも効果が薄くなってしまうんですよ。
ダメージ回復に必要なものは
Lーシステイン
ビタミンC
ビタミンE
ビタミンB類です。
L-システインは医療用でも使用されていて、主に肝臓内での有害物の解毒作用を持ちます。
特に、アルコール分解の生成物であるアセトアルデヒドと直接反応し、解毒させるほか、肝臓内でアルコールを分解する酵素の働きを助ける効果も持っています。これらの働きを利用して、二日酔いの効能をうたった医薬品の成分として利用されています。
L-システインは、ビタミンCとともにメラニン色素の生成を抑制するほか、生成されたメラニン色素を黒色から無色へと還元する働きがあります。また、L-システインには、皮膚の新陳代謝を促進する働きもあるので、できてしまったメラニン色素を排出する効果も期待できます。
この3つの働きで、シミやそばかす、美白への効果を発揮します。
また、Lシステインは髪の毛にもよく、そもそも頭髪の構成成分のうち、99%をケラチンというタンパク質がしめていて、ケラチンは18種類のアミノ酸が結合して出来ており、その組織の14%から18%がLシステインです。
不足することで、髪の毛にコシがなくなり切れやすく、細く抜けやすい髪の毛になってしまいます。
日本では240mgが最高量になりますが、海外製品ではそれ以上の商品があるようです。とりすぎることはあまりよくなく、副作用の一つとして、白髪になりやすくなるようです。黒を透明に近づける効果があるためだそうです。
ビタミンE……血行をよくして皮膚の新陳代謝を高めます。
ビタミンB2,ビタミンB6……ターンオーバー(肌の新陳代謝)を促進し,お肌の健康を正常に保ちます。
肌のターンオーバーは約28日で入れ替わると言われています。
これが、紫外線や乾燥、化粧、老化などから徐々に遅れていき、遅れるということは古い角質がいつまでも肌に残ってしまうことになります。それが、シミ、そばかすの原因になると言われています。
あと、ビタミンCも必須です。
ニキビ、吹き出物の予防改善。美白効果。抗酸化作用によるエイジング効果。
コラーゲンの生成。などなど肌によい効果がたくさんです。
冬は風邪の予防にもなります。
スキンケアのビタミン剤はLシステインとビタミンC配合のものを選ばれるのが良いと思います。
ビタミンC1,000mgに加えL-システイン最大量240mg配合
あと、規則正しい食生活と食事は必須です!
以上
第7回 冷え性で悩んでいる女性にも八味地黄丸が効果的
こんばんは
今日は八味地黄丸について書いていきます。
八味地黄丸は医療用でも処方されているツムラの7番の薬です。
主に頻尿など夜にお手洗いで起きてしまう方や1度の排尿の量が少ない方が使用する
お薬です。
頻尿の原因は様々ですが、過活動膀胱、残尿(排尿後にも膀胱の中に尿が残ること)、多尿(尿量が多いこと)、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性に分けることができます。
最も多く加齢にともなって加速していくのが過活動膀胱です。
過活動膀胱とは、膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気で、急に尿がしたくなって我慢ができず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります。過活動膀胱は日本で800万人以上の男女が罹患する頻度の多い病気です。脳卒中、パーキンソン病などの脳や脊髄の病気のために、膀胱のコントロールが効かなくなる、前立腺肥大症による排尿障害のために膀胱が過敏になる、などの原因で発生しますが、加齢による老化現象として起こったり、原因が不明(明らかな基礎疾患がない)のことも少なくありません。尿が間に合わずにもれてしまうこともあります(切迫性尿失禁)。1回の排尿量は少なく、何回もトイレに行くようになります。
膀胱排尿筋が加齢によって硬化して尿を貯める柔軟性がなくなることで、少量でトイレに行きたくなるようになります。これからの徐々に寒くなってくる季節なので冷えによる筋肉の硬化が増えてくるので、頻尿になる方が増える季節です。
実際に八味地黄丸が売れる季節は圧倒的に秋から冬にかけてです。
八味地黄丸は主に血流を改善する、水分の代謝の能力を高めることで、
無駄な水分を代謝し(むくみの改善にも良い)体温を上げてくれるので、筋肉の収縮を改善してくれます。よって膀胱排尿筋に柔軟性が生まれ頻尿が改善に向かっていきます。
また、クラシエの営業さんがきたときに実際自分も飲んでいるというはなしでしたが、30半ばくらいでしたので、頻尿ではなく日常的な披露の改善で毎日飲んでるということでした。
地黄(じおう)が滋養作用、強壮作用があるので、疲れにも効果的だと思います。
山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)にも強壮作用があります。
沢瀉(タクシャ)利尿作用
茯苓 (ブクリョウ)利尿作用 鎮静作用(めまいや動悸に有効)
牡丹皮(ボタンピ)血液循環促進作用 古い血液のうっ滞をとる作用
桂皮(ケイヒ)発汗作用 のぼせを治す作用
附子(ブシ) 体を温める作用(暑がりの人には適さない)
※ブシは薬にもなるが、使い方によっては毒にも。昭和61年の沖縄県石垣島で起きた夫による妻殺しの「トリカブト殺人事件」で一躍有名に。ブシの毒性とフグ毒とを 組み合わせ、栄養剤としてカプセルに詰めて飲ませていたことによる時間差トリックであった。
カラダの冷えを取り除く作用があるので、ほてりやのぼせがあったり、汗っかきタイプには不向き。消化不良や下痢をしやすい場合、処方を加減したり合方するなど工夫が必要です。
一般的には食事と食事の間の空腹時、食事をする1時間前など、お腹が空で胃に吸収されやすい時期に飲みます。胃腸が荒れやすい人には食後、排便をうながすタイプの漢方には、空腹時の服用を勧める場合もあります。なお、食間に飲み忘れたときは、食後でいいので飲みましょう。
夜にお手洗いで起きてしまう方や1度の排尿の量が少ない方、残尿感がある方、多尿の方、尿のトラブルで悩んでいる方は八味地黄丸が良いと思います。
以上です。