第12回 美肌のベースはカルシウム今年の乾燥対策に
こんばんは
今日は肌とカルシウムの関係性について書いていきます。
カルシウムと聞くと硬い骨をつくるイメージが強いし、肌とは遠い関係と思われがちですが、肌形成にも大きく貢献しています。
潤いのある皮膚にはカルシウムが関係しています。
皮膚は大きく分けると
表皮、真皮、皮下組織の3つに分かれています。
カルシウムが関係しているのは一番上の表皮です。
表皮内も
・皮脂膜
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
カルシウム不足にミルク由来のカルシウムサプリメント【かるみるく】
に分かれています。
表皮の角質層(1番外側の層)をつくる角質細胞の膜は、ほかの細胞の膜より厚い「肥厚細胞膜」
と呼ばれます。
肥厚細胞膜がつくられることで、紫外線などの外からの刺激から守るバリア機能が高まったり、弾力や水分の保持する働きが高まります。
顆粒層で、酵素により肥厚細胞膜が作られ、角質細胞になります。この酵素は「表皮トランスグルタミナーゼ」といい、この酵素を活性化させるのに必要不可欠なものが
カルシウムです。
つまりカルシウムが足りないと充実した角質層が作られません。肥厚細胞膜を作る工程は、肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)の一環ですので、カルシウムの不足は新陳代謝の低下につながります。
肌にカルシウムが十分にある場合
角質層に厚みがあり、キメが細かい肌。
外部刺激に対するバリア機能が高い。
水分保持の働きが高まり、潤い、透明感のある肌になる。
肌のターンオーバーが適切になる。
肌にカルシウムが不足している場合
角質層が薄く、キメが粗い肌。
外部の刺激で、肌荒れしやすい。
乾燥肌、くすんでいる肌。
肌のターンオーバーが遅くなる。
美肌のためにはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などたくさん良いサプリは出ています。主に上記の成分は真皮に働く成分になっています。
カルシウムと平行して取られるのが一番良いです。
毎日浴びている紫外線とくにA波は表皮を通過してコラーゲン、エラスチンを直接攻撃してきます。そこで角質細胞が薄いと簡単に通過されてより強い紫外線がコラーゲンを壊します。それが、シワの原因になったりします。
また、ターンオーバーが遅くなると古い角質がいつまでも代謝されずに存在しシミの原因にもなります。
これから、寒くなって空気も乾燥してくる季節です。
化粧水、乳液、ハンドクリーム、ボディクリームなどを駆使して保湿をしっかりしていかなければならない季節です。今年は+カルシウムをとってみてはいかがでしょうか。