こんばんは
今日は花王のキュレルで有名なセラミドについて書いていきます。
10月も中旬になり気温もドンドン下がってきました。気温が下がるにつれて気になってくるのは乾燥です。
乾燥が原因で起こるのが、かゆみ、湿疹、粉ふき、シワ、シミなどなどがあります。乾燥肌はバリア機能が低下しているので紫外線を通しやすく日焼けしやすかったり、コラーゲンを壊す原因にもなります。
しっかり保湿して健康な肌を維持しましょう。
肌内部の2つの成分が失われると乾燥する
マイナス肌環境にやさしくアプローチする保湿化粧水『ドルチボーレ エセナ リペアローション』
私たちの皮膚は、肌内部の水分を保持する細胞や天然の保湿成分、肌から水分が蒸発するのを防ぐ皮脂などが積み重なり、潤いを保っています。
この積み重なった細胞たちを「角質層」と呼びますが、角質層が崩れると、肌は潤いを保てなくなり、乾燥します。
角質層の中で、潤いを保つために特に重要な細胞は「天然保湿因子(NMF)」と「細胞間脂質」の2つです。
乾燥肌の人は多くの場合、この天然保湿因子と細胞間脂質が不足していると考えられます。
天然保湿因子の役割
天然保湿因子とは、水分を肌内部に吸収し、保持する役目を持った細胞のことです。
この天然保湿因子が正常に働くことで、私たちの肌は水を含んでぷるぷると弾力を持ち、瑞々しい状態を保つことができます。
細胞間脂質の役割
細胞間脂質とは、角質層内の細胞と細胞の隙間を埋めている脂質(油分の一種)です。
細胞間脂質と皮脂がフタの役割をすることで、天然保湿因子が抱えた水分は、肌の外へ蒸発しないで済んでいます。
また、細胞間脂質はそれ自体が天然の保湿成分でもあります。そのため専門家の間では、細胞間脂質は肌内部の潤いを保つ最も重要な機能だと言われています。
天然保湿因子と細胞間脂質は、普通、ターンオーバーという肌の新陳代謝で生まれます。
しかし、乾燥肌の人はこの肌のターンオーバーが正常に機能していないため、基礎化粧品などで肌内部の水分量を補ってあげる必要があります。
肌の保湿成分に似た美容成分で乾燥肌を改善しよう
細胞間脂質の約50%はセラミド、天然保湿因子の約40%はアミノ酸でできています。
よって乾燥肌を潤す成分としては、細胞間脂質・天然保湿因子の各主成分であるセラミドとアミノ酸が最も良いでしょう。
セラミドが不足すると
「セラミド」が不足すると、角層のバリア機能が充分に働きません。
乾燥など外部刺激で肌荒れしやすい、いわばスキだらけの状態に…。
肌表面も、荒れやカサつきをくり返しやすくなってしまいます。
普段の生活の中で、知らず知らずのうちに肌のセラミドを減少させてしまう習慣があります。
洗顔、クレンジング、入浴です。
洗顔・クレンジングのときは、肌をゴシゴシと強くこすらないよう気を付けましょう。
肌をこすると、摩擦が肌に負担をかけることがあります。
洗顔・クレンジングはあくまで優しく、力を入れないことを意識しておこなってください。
【洗顔・クレンジングは手早く済ませる】
洗顔・クレンジングは2分以内に済ませることを意識しましょう。
長時間、肌に洗顔料やクレンジング料を乗せていると、肌に必要なうるおいまで洗い落としてしまう可能性があります。
クレンジング中にマッサージをする方もいるかもしれませんが、マッサージは洗顔後、マッサージ用のクリームなどを使っておこなうのがおすすめです。
入浴についても気を付けたいポイントが2つあります。
ご紹介するので、見ていきましょう。
【お風呂につかるのは10分~15分にする】
お風呂につかる時間は10分~15分くらいにするのがおすすめです。
長い時間お湯につかっていると、肌の表面からセラミドが失われ、乾燥してしまう可能性があります。
角質層のセラミドを保つために、極端な長風呂は避けましょう。
しかし、そうはいっても長い時間湯船につかるのが好きだという方もいると思います。
その場合は、セラミド入りの入浴剤などを使って、乾燥を防ぐ工夫をするのがおすすめです。
【少しぬるめの温度にする】
お風呂の温度は少しぬるいなと感じる、大体38~40℃の温度にするのがおすすめです。
42℃以上のお風呂につかっていると、肌表面の水分を守る皮脂膜が溶け出す可能性があります。
すると、セラミドを含む細胞間脂質が担っている、水分保持の役割を十分に果たせなくなるといわれています。
そのため、お風呂は大体38~40℃の温度に調整するようにしましょう。
ただし、どうしてもぬるい温度では体調を崩しやすいという方は、無理をしないようにしてください。
セラミドを減らす行為に気をつけて、化粧水、クリームなどでしっかり補っていきましょう。
以上