第16回 市販の痛み止めの選び方とその特性 その2 イブプロフェン
こんばんは
痛み止めの第2回目を書いていきます。
・イブ
・イブA錠
・イブA錠EX
・イブクイック頭痛薬
・イブクイック頭痛薬DX
メジャーなところではこの5種類があります。
イブ
成分 | 分量 | はたらき |
---|---|---|
イブプロフェン | 150mg | 痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑えます。 |
1日3回空腹時を避け、4時間あけて服用となっています。
15歳未満は飲んではならないこと。
効能効果
・月経痛(生理痛)・頭痛・歯痛・咽喉痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・腰痛・肩こり痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・耳痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
・悪寒・発熱時の解熱
一番スタンダードなイブプロフェンのみを使用した商品です。
他の成分が入っていない分飲み合わせがしやすい。
風邪の症状がなく喉だけが痛いときなどは、総合感冒薬でも良いですが眠くなる成分を避けたい方にはイブとぺラック(トラネキサム酸+カンゾウ末)がオススメです。
イブと咳止めも基本的には大丈夫ですが、無水カフェインには気をつけた方が良いです。
ロキソプロフェンとイブプロフェンの違い
ざっくりいうとロキソニンの方が痛み止めとしての効果は強いかと思います。
しかし、イブクイック頭痛薬DXやイブA錠EXは含有量が200mgと多いため一概にロキソニンSの方が効きますとも言いにくいところがあります。
副作用も大きく変わりなないです。
実際飲んでみて効いた方が自分にあっているという感じでも良いかと思います。
イブA錠
成分 | 分量 | はたらき |
---|---|---|
イブプロフェン | 150mg | 痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑えます。 |
アリルイソプロピルアセチル尿素 | 60mg | イブプロフェンの鎮痛作用を高める鎮静成分です。 |
無水カフェイン | 80mg | 血管の拡張を抑え、イブプロフェンの鎮痛効果を助けます。 |
飲み方はイブと同様です。
大きな違いはアリルイソプロピルアセチル尿素が入っていることです。
アリルイソプロピルアセチル尿素は、鎮静薬に分類される成分で、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があると言われています。
副作用としては、眠気を催すこととやや依存性があることです。
A錠になると効果は上がりますが、眠たくなる成分も入るので気をつけたいところです。
イブA錠EX
成分 | 分量 | はたらき |
---|---|---|
イブプロフェン | 200mg | 痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑えます。 |
アリルイソプロピルアセチル尿素 | 60mg | イブプロフェンの鎮痛作用を高める鎮静成分です。 |
無水カフェイン | 80mg | 血管の拡張を抑え、イブプロフェンの鎮痛効果を助けます。 |
イブA錠EXはイブプロフェンの含有量が150mg→200mg
に変わったことです。
飲み方も1日2回を限度とし、6時間以上間を開けて飲むことになっています。
2回しか飲めませんが効果は大きくなりました。
イブクイック頭痛薬
成分 | 分量 | はたらき |
---|---|---|
イブプロフェン | 150mg | 痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑えます。 |
酸化マグネシウム | 100mg | イブプロフェンの吸収を速め、胃粘膜も保護します。 |
アリルイソプロピルアセチル尿素 | 60mg | イブプロフェンの鎮痛作用を高める鎮静成分です。 |
無水カフェイン | 80mg | 血管の拡張を抑え、イブプロフェンの鎮痛効果を助けます。 |
私の一押し商品です。
イブA錠に酸化マグネシウムがプラスされた商品です。
酸化マグネシウムは安全な便秘薬としても有名ですが、胃薬の制酸剤としても使用されています。これが鎮痛剤に入ることで、胃の保護と吸収を速めて効果を早く出してくれる能力があります。
鎮痛剤を飲む方ならわかると思いますが、結局痛くなってから痛み止めを飲むので、できるだけ早く効いてくれる方が嬉しいです。しかも、胃の負担を軽減してくれるので私のイチオシです。
イブプロフェンの含有量は150mgなので1日3回まで飲めます。
イブクイック頭痛薬DX
成分 | 分量 | はたらき |
---|---|---|
イブプロフェン | 200mg | 痛みのもと(プロスタグランジンの発生)を抑えます。 |
酸化マグネシウム | 100mg | イブプロフェンの吸収を速め、胃粘膜も保護します。 |
アリルイソプロピルアセチル尿素 | 60mg | イブプロフェンの鎮痛作用を高める鎮静成分です。 |
無水カフェイン | 80mg | 血管の拡張を抑え、イブプロフェンの鎮痛効果を助けます。 |
これがおそらくイブシリーズでは最強の薬になると思います。
イブプロフェンの含有量を200mgにし、酸化マグネシウム、アリルイソプロピルアセチル尿素を入れた最強処方です。
1日2回、6時間以上空けての服用になります。
胃に負担が少ないと言っても薬なので負担はあります。飲まないに越したことはないですが、痛いけど薬は飲みたくない、我慢して入ればいずれ治るなど、痛みを我慢することは、体の他の部分に負担がかかったり、精神的にも悪影響があるといわれています。また、薬が効きにくくなったりもするようです。痛いときは速やかに、鎮痛剤を使用するか、病院に行くことをお勧めします。
第16回 市販の痛み止めの選び方とその特性 その1ロキソプロフェン
こんばんは
今回は痛み止めについて書いていきます。
2014年にロキソニンのリスク区分が審議され、指定第2類に引き下げる案がありましたが、第1類に据え置くことが決まりました。それから約4年がたちます。
薬剤師がいるドラッグストアではロキソニン、ガスター10、リアップ、ヘルぺシアなど有名な薬がいっぱいあり、薬剤師との対面販売で購入することができます。中でも圧倒的にロキソニンの需要は多く、病院でも慣れ親しんだ薬なのでどこのドラッグストアでも買えるようになるととても便利になると思います。(薬剤師が朝から晩までいる店はあんまりないと思います。)
当時ロキソニンが据え置きになった時の1つの意見として、指定第2類になると購入が簡単になるので自宅に常備薬として置いておく方が増えることから、禁忌である妊婦さんが誤って飲んでしまうことを懸念してという意見があったそうです・・・
指定第2類のイブプロフェンも妊婦さんは禁忌だし、その他の商品も基本妊婦さんは禁忌だったり相談することに記載があると思うのですが・・・と自分は思いました。
他にも色々据え置く理由はあったと思いますが・・・・
そろそろ4年も経ったので引き下げもありうると思います。
痛み止めの成分の種類
・ロキソプロフェン
大体この5種類が痛み止めの成分になります。
ロキソニン効能効果
頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱
ロキソニンには炎症を抑える効果があるので、喉の痛み、捻挫、転んだ時の傷の痛みなどにも効果があります。病院で喉が痛いとき出す薬の定番です。(ロキソニンとトラネキサム酸が出るかなと思います。)
意外と知られていないのが筋肉痛です。若い時は筋肉痛といってもほっておけば忘れることの方が多く、薬を飲むという感覚はありませんでしたが、まあまあ年をとると筋肉痛とはいえども、基本動作に影響を与えるほどの痛みに発展することがあります。我慢せずに痛み止めを飲むのも良いかと思います。
また、胃にも負担が少なく1日2回までと記載がありますが、症状が出た時は3回目を飲むことも可能とされています。空腹時を避け、4時間以上空けることになっています。CMでもうたい文句になっていますが、眠気が来ることがほぼないです。
してはいけないことに乗り物、機械類の運転操作をしないでください。の記載がないので、ほぼ大丈夫だと思います。15歳未満はダメです。
痛み止めを使う人の大半が頭痛で使用する人がほとんどです。痛み止めを毎日使う人も少なくありません。頭痛になる原因はたくさんありますが、改善できるのもあります。
特にデスクワークの方が頭痛に悩まされている時は目の疲れ、肩こりが原因の場合が多いです。
頭痛には、偏頭痛と緊張型頭痛に分けられています。
「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。
枕が合っていない、布団があっていない、姿勢が悪いなども肩こりの原因の1つになっています。
筋肉の緊張や血流の改善などによく使われているのはビタミン剤などが多いです。
目、肩、腰にアリナミンexというCMがありますが、
ビタミン B1は糖質をエネルギーにかえ筋肉や神経に供給してくれるので、筋肉疲労によく、ビタミンEは毛細血管を広げて血液の流れを良くする働きがあります。
ビタミン剤を上手に使って肩こりを改善していくのも1つの手段だと思います。
話がそれてしまいましたが、ロキソニンを飲まずに頭痛の改善をしていく工夫の方が大切なことだと思います。
次回、イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリンについて書いて行きます。
以上
第15回 37℃が免疫力の高い体温!?微熱と思う方は免疫力に問題があるかも
おはようございます
今日は免疫力について書いていきます。
10月になって朝晩の気温が下がってきましたね。そろそろ巷ではインフルエンザの噂がちらほら出てくる頃です。ドラッグストアでもカイロ店頭に大きく展開されてきています。気温が下がる、空気が乾燥することは高温多湿を嫌うウイルスにとって良い環境になってきます。外気は変えることはできません(室内は別ですが・・・)自分の体内の環境を整えて風邪の予防、インフルエンザの予防をしていきましょう。
免疫力は腸内環境と体温が大きく関係しています。
免疫細胞の7割が腸内にいるとも言われています。
何年も風邪をひいていないって人周りに1人はいると思いますが、そういう人は腸内の免疫細胞が充実しているのかもしれません
腸は、食べ物だけでなく、それと一緒に病原菌やウイルスなどが常に入り込んでくる危険性のある場所。体内で最も密接に“外界”と接する臓器と言えます。だからこそ腸には、病原菌やウイルスなどの外敵を撃退してくれる頼もしい戦士「免疫細胞」が大集結しています。大量の免疫細胞が、栄養や水分を吸収する腸の壁のすぐ内側に密集して、外敵の侵入に備えているのです。
それだけではありません。腸の中には、全身から寄せ集めた免疫細胞の“戦闘能力”を高めるための、特別な「訓練場」まで用意されていることがわかってきました。それが、「パイエル板」と呼ばれる、小腸の壁の一部に存在する平らな部分です。パイエル板の表面には、腸内を漂うさまざまな細菌やウイルス、食べ物のかけらなどの「異物」を、わざわざ腸の壁の内部(つまり体内)に引き入れるための“入り口”が用意されています。そこから引き込んだ「異物」を、パイエル板の内側に密集する大量の免疫細胞たちに触れさせ、人体にとって有害で攻撃すべき敵の特徴を学習させているのです。
こうした腸での訓練を受けた免疫細胞たちは、腸で守りを固めるだけでなく、血液に乗って全身にも運ばれ、体の各所で病原菌やウイルスなど敵を見つけると攻撃する“戦士”となります。一見腸とは無関係に思えるインフルエンザや肺炎などに対する免疫力の高さも、腸での免疫細胞の訓練と密接に関係しているらしいことが、最新研究でわかってきています。腸はまさに「全身の免疫本部」。
冬になるとスーパーやドラッグストアでR-1ヨーグルトが店頭から消えるほどよく売れます。日常的に乳酸菌を摂取し腸内環境を整えることが、免疫細胞を作り出す方法の1つです。
あと、体温も重要です。
自分の平熱を知っていますか? 健康的な人の平熱は36.5~37.1度。
実は今、36度以下という「低体温」の人が増えているとか。「低体温」は免疫細胞と大きなかかわりがあり、放置するとさまざまな病気やがんまでも発症してしまうことがあるそうです。
低体温がなぜよくないとされるのでしょうか。
体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まります。
血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。
つまり体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。
白血球は、これら外界からのウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれています。
実は健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできています。その1つでも免疫という監視システムをかいくぐって生き残ると、1個が2個、2個が4個、4個が8個と倍々ゲームのように増えていき、やがてはがんに姿をかえてしまうのです。
健康を維持してくれる免疫力は体温が下がると低下することがわかっています。単純に計算すると、免疫力が30%低下すれば、1日に1500個近くのがん細胞が、免疫システムから見逃されて増殖していく可能性があります。体温が正常に保たれていれば、これらの免疫システムが正常に働いてくれて、健康が保たれているということになります。
まずは、自分の平熱を知り、低体温を克服して、血流をよくしておくことが、免疫力向上につながるのです。
冬になるとショウガの商品が増えてきます。
ショウガは漢方薬にも使用されていますが、血行促進の効果が認められているものです。
体を冷やさないようにして、血流をよくすることが体温を上げていくのに必要になります。
こちらの商品は乳酸菌、ショウガ両方入っている商品です。
免疫を向上させるには効率の良い商品だと思います。
以上
第14回 痩せ菌を増やすには・・・上手なサプリの使い方と意識して取る2つの食材
こんばんは
第4回で少し触れた酪酸菌について具体的な食生活や上手なサプリの使い方について書いていきます。
テレビでよく見る大食いの人たちがいますが、太った人より痩せた方の方が多いと思いませんか?なんであんなに食べているのに太らないんだろうと思った人は多いと思います。周りの友達や知り合いにも必ず1人はいると思います。
それは、珍しいことではなく腸内環境が大きく関わっていることです。
そしてその人が特別な腸を持っているのではなく、みんなにあるものです。
腸内細菌には
善玉菌
悪玉菌
日和見菌
の3種類の菌が存在します。
腸内に住む菌は、健康に良い影響を与える「善玉菌」と、悪い働きをする「悪玉菌」、そして、両者のどちらか優位な方についてその働きに加担する「日和見(ひよりみ)菌」の3種類に分かれます。
善玉菌として有名なのは、乳酸菌やビフィズス菌です。数が増えると働きが活発になって腸の運動を促すほか、有害物質を体外に排出する助けをしたり、免疫細胞を活性化したりするなど、健康に関わる働きをサポートします。また、悪玉菌の増殖や侵入を防ぐのも役割の一つ。
悪玉菌には、ウェルシュ菌やブドウ球菌などがあります。腸内で有害物質をつくったり、便秘や下痢などを起こしたりします。しかし、病原菌を退治するといった重要な役割もあるため、なくなればいい、というものでもありません。
また、日和見菌の中でも特に代表的なのが、大腸菌です。普段は善玉菌と悪玉菌の、どちらにも属さない腸内細菌ですが、そのバランスが崩れると優勢な方について作用するのが特徴です。
これら腸内細菌の理想的なバランスは、「善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割」だと言われています。ところが、ちょっとした食生活や生活習慣で細菌のバランスは簡単に変わってしまうのです。
痩せ菌を増やすためにはどうしたらいいのか??
水溶性食物繊維
この2つが今現在腸内にいる痩せ菌の餌になってくれます。
オリゴ糖を含む食品
オリゴ糖を多く含む食品 | 100gあたりの含有量(g) |
---|---|
ゴボウ | 3.6 |
玉ネギ | 2.8 |
エシャロット | 2.8 |
ニンニク | 1.0 |
バナナ | 0.3 |
納豆 | 2.0 |
きな粉 | 7.0 |
ハチミツ | 1.5 |
水溶性食物繊維を含む食材
水溶性食物繊維の多い食品ベスト32 (水分が40%以上の食品で) | (水分40%未満のベスト8) | ||||||||
エシャロット | 9.1 | レモン(全果) | 2.0 | らっきょう漬 | 1.4 | たらの芽 | 1.1 | かんぴょう(乾) | 6.8 |
にんにく | 3.7 | ひきわり納豆 | 2.0 | なの花 | 1.3 | さつまいも(焼き) | 1.1 | 抹茶(粉) | 6.6 |
ゆず(果皮) | 3.3 | アボカド | 1.7 | うずら豆 | 1.3 | にんじん | 1.0 | カレー粉 | 6.5 |
ゆりね | 3.2 | オクラ | 1.6 | モロヘイヤ | 1.3 | さつまいも(蒸し) | 1.0 | 大麦(押麦) | 6.0 |
ごぼう | 2.7 | あしたば(生) | 1.5 | なめたけ | 1.1 | トマトピューレー | 1.0 | ピュアココア | 5.6 |
納豆 | 2.3 | いんげん豆(ゆで) | 1.5 | つくし | 1.1 | なすのからし漬 | 1.0 | とうがらし | 5.4 |
きんかん | 2.3 | うめ干し | 1.4 | なめこ | 1.1 | わさび漬 | 1.0 | 豆きんとん | 4.3 |
豆みそ | 2.2 | 芽きゃべつ | 1.4 | しゅんぎく(ゆで) | 1.1 | からし菜漬け | 1.0 | 切干だいこん(乾) | 3.6 |
短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は脂肪細胞に直接働きかけて脂肪の蓄積を抑え、代謝を上げる作用を持っており、肥満の防止や痩せやすい体づくりには欠かせない成分です。
つまり、体内に短鎖脂肪酸が増えるほど体内の余分な脂肪分が燃えやすくなります。
その短鎖脂肪酸を作り出すのに必要なものが
酪酸菌
水溶性食物繊維
になります。
一日スプーン一杯から始まる、美肌、健康活性。NATURAL ORCHESTRAの「プレミアムオーガニック ジャラハニー」
酪酸菌は、バター、チーズ、ぬか漬けなどから摂取できます。
バターやチーズを毎日取るとなるとカロリーが気になると思います。また、ぬか漬けだと塩分が気になってくると思います。
酪酸菌を毎日取るためにはやはりサプリが便利だと思います。
コツコツ続けていくことが大切だと思います。
以上
第13回 間違ったヘアケアは毛を滅ぼす!TRを増やすよりシャンプーの見直しを
こんばんは
今日はヘアケアでシャンプーについて書いていきたいと思います。
毎日髪を洗うという方は少なくないと思います。間違ったヘアケアをすることで抜け毛の原因になったり、毛が細くなり切れやすくなったりします。
市販のシャンプーは安いものは200円台で詰め替えが売っていて、一方高いものは3000円台のものがあったりします。
シャンプーで値段を決める大きな材料としては
界面活性剤の種類が決め手になります。
界面活性剤は大きく分けて5つの分類に分けられます。
①石けん系
②高級アルコール系
③アミノ酸系
④ベタイン系
⑤タンパク質系
それぞれメリット、デメリットがあります。
①石けん系
おなじみの石鹸は、洗浄成分としての歴史がもっとも古く、ながく人々に愛されてきた定番の成分です。
洗浄力がしっかりとしているのが特徴で皮脂などの脱脂力が強く洗いあがりのスッキリ感がやめられないというコアなファンの多い天然素材のシャンプーです。
ただ、頭皮のスッキリ感とは裏腹に、髪への使用はキシミやゴワつきの原因になることから使う人を選ぶ成分でもあります。
洗いあがりの髪が中性~アルカリ性に傾くのも特徴で、とくにハイダメージの髪はリンス剤で弱酸性に戻してあげる必要があります。
特徴
- 植物の油をアルカリで反応させた界面活性剤の一種。
- 洗浄力が高く肌への刺激性も低い。
- シャンプーしたあと頭皮は一時的にアルカリ性に傾く。
※通常人間の肌は自然と弱酸性へと戻るので肌への影響はありません。
極度の乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方で皮脂の分泌に時間がかかる場合、弱酸性に戻るのに時間がかかる場合があるので使用は控えた方が良いです。
使用感
洗浄力がしっかりとしているため洗いあがりの頭皮のスッキリは概ね好評。ただ、アルカリ性に傾くため髪のごわごわ、キシキシ感が必ず残る。
石鹸系シャンプーになれるまではリンスの併用が不可欠。
メリット
天然素材なので生分解性が高く環境に優しい。
洗浄力が強くしっかりと洗える。
製造コストが低く抑えることが出来るため、比較的安価で購入できる。
デメリット
泡立ちが悪く石鹸カスが残りやすい。
石鹸成分が頭皮に残りやすくフケを発症する場合がある。
アルカリ性に傾くため中和剤としてのリンスが必要。
ダメージヘアだとキシミ、ゴワつきによる抜け毛も発生する場合がある。
目に入ると強い痛みを伴います。
主な商品
シャボン玉無添加石けんシャンプー
ミヨシ無添加石鹸シャンプー
②高級アルコール系
「洗浄力は強いが刺激性も激強!」
洗浄力の強さ、成分の安定性、価格の安さからほぼすべてのシャンプーで採用されていて、今でも市販のシャンプーのほとんどで採用されている定番の界面活性剤です。
ただ、その刺激性の強さから頭皮にトラブルを抱える人も多く、昨今の無添加ノンシリコン、アミノ酸など健康志向のシャンプーへの流れを作ってしまった張本人です。
いわゆる価格が高い、貴重なものであるといった意味の「高級」ではなく、分子構造上の区別としての「低級、高級」であり、シャンプーの洗浄成分としては比較的安価で大量生産に向いているので、今もなお、市販のシャンプーのほとんどで採用され続けています。
かつては石油成分由来の洗浄成分として生成されていたため「石油系界面活性剤」と呼ばれていた時期もありましたが、最近ではほとんどが植物油由来のものに切り替わっていて「高級アルコール系」と呼ばれることがほとんどです。
「高級アルコール系」と呼ぶことでなんとなく耳障りがよくなった気がしませんか?成分の分子構造的にはほとんど石油系と変わらないんですけどね・・・
「高級アルコール系の界面活性剤」は原料によって主に2種類に分類されますが、洗浄成分としての機能面はよく似ていて、違いらしい違いはほとんどありません。
特徴
とにかく製造コストが安価なため、シャンプーのみならず、ボディソープや台所用洗剤、また一部工業製品としても使用される一番メジャーな界面活性剤です。
使用感
洗いあがりのスッキリ感が強くサッパリ洗った感は他の界面活性剤の比ではない。
泡立ちもよく、水に流したときに水切れもいい。
メリット
泡立ちよく短時間でスッキリ洗うことができる。
価格を安く抑えることができる。
デメリット
脱脂力が強く、洗いあがりの頭皮の乾燥やかゆみの原因になる場合がある。
必要な皮脂まで洗い流してしまいバリア機能の低下が懸念される。
刺激性が強くかぶれの原因になる場合がある。
「刺激がとにかく強すぎる」
主な商品
ラックス
メリット
などほとんどがそうです。
③アミノ酸系
アミノ酸系の界面活性剤も原料によっていくつかに分類されます。
構造的には大きな違いはありませんが、若干特性が違うため念の為にこのページでおさらいしておきます。
アミノ酸系の界面活性剤はここ数年で一気にシェアの伸ばしてきました。
その原動力となっているのが「低刺激で優しい洗浄力」です。
市販のシャンプーにみられる「毛穴の奥まで根こそぎ洗浄系」シャンプーとは違い、アミノ酸系界面活性剤のマイルドな洗浄力はバランスのとれた洗浄力と言われています。
「頭皮の表面に付いた汚れや、酸化した皮脂などだけを洗い流して必要な毛穴のなかの皮脂などは残してくれる」適度な洗浄力はなによりの魅力となっています。
ただ、高級アルコール系や石鹸系の界面活性剤に比べて製造コストは高く、その分のコストがそのまま製品の価格に反映されています。
しかし、一度使うとその使用感からリピートになる方は多くこれからのシャンプーのスタンダードになっていく「今から」のシャンプーと言えると思います。
一般的に「低刺激シャンプー」と呼ばれるものはほとんどがこのアミノ酸シャンプーのことを指しています。
特徴
アミノ酸系の界面活性剤は原料によって以下のように分類されます。
原料によって洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなど微妙に違いますが、総じていえることは洗浄力が比較的弱いと言うことです。
裏を返せば、肌への刺激も弱いと言うことです。
ほとんどの日本人は毎日お風呂に入る週間がありますから、毎日シャンプーをするわけです。
毎日落とさなくてはイケないほどの汚れというのはそんなに頑固な汚れではありません。
ホコリやフケなどは水洗いでも落ちてしまいます。
水洗いで落としきれない僅かな皮脂汚れを落とす程度の洗浄力があればいいのですから、洗浄力がマイルドなアミノ酸系の界面活性剤はシャンプーの洗浄成分としては最適と言えます。
使用感
皮脂の分泌が盛んな方は市販のシャンプーに比べて泡立ちに不満を感じる場合があります。
ただ洗浄力はマイルドで使用している間のかゆみなどは少なくドライヤーのあとも乾燥感を感じにくいのが特徴です。
水切れもよく洗い上がりのキシミも少ない。
シャンプーの種類によってはシリコンやポリマーなどを使用していない場合があるので、髪のキシみがきになる場合にのみトリートメントやヘアオイルとの併用が必要になるかもしれません。
メリット
適度な洗浄力で頭皮や髪への負担が少ない。
石鹸カスがでないので、頭皮に残留物を減らせる。(お風呂場も汚れにくいです。)
泡立ちがキメ細かいので頭皮や髪に馴染み安い
デメリット
製造コストが高く市販のシャンプーに比べて価格が高い。
ドラッグストアやコンビニなどでは入手しにくい。
主な商品
ディアボーテ
ボタニスト
アミノメイソン
ジュレーム
④ベタイン系
植物由来の界面活性剤で、肌への刺激も少なく比較的メジャーな界面活性剤です。
「ベタイン」はシャンプーの洗浄成分としてだけではなく、化粧品の分野では保湿効果を期待した保湿剤として良く使用されています。
両性イオン界面活性剤という特殊な界面活性剤で、洗浄力はアミノ酸よりもやや強いとされています。
天然成分由来ですが、アミノ酸系よりも強い洗浄力がありますから比較的皮脂の分泌が多い方やヘアスタイリング剤を使用される方にオススメの洗浄成分です。
特徴
適度な洗浄力で刺激も低くアミノ酸系シャンプーに良く使用されています。
「砂糖大根(ビート)」という植物が原料で生分解性が高く環境にも良いです。
使用感
マイルドな洗浄力でありながら、しっとりとした洗い上がりになるのは皮脂が残っているからではなく、ベタインそのものに保湿効果があるから。
泡立ちはアミノ酸系界面活性剤と同等か少し弱いくらいです。
ベタイン系シャンプーはサロンシャンプーなどでよく用いられ、シャンプーを紹介するサイトによってはアミノ酸シャンプーと同カテゴリーで紹介されています。
洗浄力、泡立ち、粘り、水切れなどアミノ酸シャンプーに欲に似ているのでわざわざアミノ酸系と区別する必要はないかもしません。
メリット
適度な洗浄力
優れた生分解性で環境にも優しい。
保湿効果や髪を柔らかくする柔軟効果もある
デメリット
製造コストが高く価格も安くはない。
⑤タンパク質系
「シルク」「コラーゲン」など美容に良さそうな響きの原料をもとに作られるとても高価な界面活性剤です。
その名の通りたんぱく質でできた洗浄成分で、洗浄力や泡立ちなどはアミノ酸系界面活性剤ととても良く似ています。
価格が高価なため市販のシャンプーにはまず配合されない成分で、ネット通販でも本当に数が少ない成分です。
洗浄力、機能面でも申し分ない成分ですので一緒に配合されている洗浄成分以外の成分に納得がいって、お財布に余裕があるなら一度は試して見て欲しいシャンプーと言えます。
特徴
コラーゲンやシルクなど天然のたんぱく質に水を加えて分解して作れれています。
髪や頭皮の細胞の主成分がたんぱく質であることを考えれば頭皮や髪への刺激性が低いことは容易に想像できます。
また、洗浄力の方はアミノ酸シャンプーと似たような感じです。
アミノ酸系界面活性剤よりも泡立ちが少ないため、たんぱく質系界面活性剤のみを単体で配合するシャンプーというのはなくて、必ずアミノ酸系の泡立ちの良い成分と抱き合わせて配合されている場合がほとんどです。
使用感
とにかく低刺激でマイルドな洗いごごち。かゆみや刺激を感じることはなく、目に入ってもそれほど痛みを感じません。
泡立ちが悪い分を他のアミノ酸系の成分で補う場合がほとんどです。
メリット
低刺激で適度な洗浄力が魅力。
肌への刺激が少ない。天然成分なので、環境への負担も少ないです。
デメリット
価格が高いのと、まだそれほど市場に出回っていないので配合されているシャンプーを見つけるだけでも難しい状況です。
ドラッグストアやコンビニではまず見つかることはありません。
髪のダメージが気になってヘアオイルやミルク、ミストなどトリートメントをプラスしてダメージケアをされている方は多いかと思います。
よかれと思って使用したトリートメントが石油系だったり本末転倒なことがヘアケアには多いです。
ヘアケアの基本は頭皮ケアを含むシャンプーがベースになるので、髪の毛で悩みのある方はまずシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか。
ヘアケアについてはまた別の機会で書いていきます。
以上
第12回 美肌のベースはカルシウム今年の乾燥対策に
こんばんは
今日は肌とカルシウムの関係性について書いていきます。
カルシウムと聞くと硬い骨をつくるイメージが強いし、肌とは遠い関係と思われがちですが、肌形成にも大きく貢献しています。
潤いのある皮膚にはカルシウムが関係しています。
皮膚は大きく分けると
表皮、真皮、皮下組織の3つに分かれています。
カルシウムが関係しているのは一番上の表皮です。
表皮内も
・皮脂膜
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
カルシウム不足にミルク由来のカルシウムサプリメント【かるみるく】
に分かれています。
表皮の角質層(1番外側の層)をつくる角質細胞の膜は、ほかの細胞の膜より厚い「肥厚細胞膜」
と呼ばれます。
肥厚細胞膜がつくられることで、紫外線などの外からの刺激から守るバリア機能が高まったり、弾力や水分の保持する働きが高まります。
顆粒層で、酵素により肥厚細胞膜が作られ、角質細胞になります。この酵素は「表皮トランスグルタミナーゼ」といい、この酵素を活性化させるのに必要不可欠なものが
カルシウムです。
つまりカルシウムが足りないと充実した角質層が作られません。肥厚細胞膜を作る工程は、肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)の一環ですので、カルシウムの不足は新陳代謝の低下につながります。
肌にカルシウムが十分にある場合
角質層に厚みがあり、キメが細かい肌。
外部刺激に対するバリア機能が高い。
水分保持の働きが高まり、潤い、透明感のある肌になる。
肌のターンオーバーが適切になる。
肌にカルシウムが不足している場合
角質層が薄く、キメが粗い肌。
外部の刺激で、肌荒れしやすい。
乾燥肌、くすんでいる肌。
肌のターンオーバーが遅くなる。
美肌のためにはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などたくさん良いサプリは出ています。主に上記の成分は真皮に働く成分になっています。
カルシウムと平行して取られるのが一番良いです。
毎日浴びている紫外線とくにA波は表皮を通過してコラーゲン、エラスチンを直接攻撃してきます。そこで角質細胞が薄いと簡単に通過されてより強い紫外線がコラーゲンを壊します。それが、シワの原因になったりします。
また、ターンオーバーが遅くなると古い角質がいつまでも代謝されずに存在しシミの原因にもなります。
これから、寒くなって空気も乾燥してくる季節です。
化粧水、乳液、ハンドクリーム、ボディクリームなどを駆使して保湿をしっかりしていかなければならない季節です。今年は+カルシウムをとってみてはいかがでしょうか。
第11回 目の労働が労基法違反してませんか?スマホによる目への激務!
こんばんは
今回は目のケアについて書いていきます。
昔の日本では少なかった目の病気黄斑変性症が近年多くなってきています。
予想では、これから加速して多くなっていくと思います。
その原因としては・・・・
ブルーライトが原因の1つと言われています。
省エネ対策によるLEDの普及、鮮明な大型テレビ、スマートフォン、PCなどとても見やすく便利なものが増えてきて、さらにこれからはもっと増えてくると予想されます。
ブルーライトとは・・・
日中は空高くに白く輝く太陽光も、実は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫色などの様々な色の光が合わさって白色に見えています。同じように、室内の照明灯として一般に広く用いられる蛍光灯は、人工的に青、緑、赤色の光を重ね合わせることで白色光を作りだしています。
一方で、エネルギー効率が良いということで近年増えつつある白色LEDライトですが、青と黄色の光とを掛け合わせることで白色を作りだしています。そのため、LEDライトからはブルーライトが多く発せられます。
ブルーライトによる目への影響
目の疲れ、眼精疲労
ブルーライトは他の色と比べて光の波が小さく細かいため、空中のちりやホコリによって散乱してしまいます。その影響がパソコンやテレビの画面のぶれやちらつきとして表れるため、私たちの目はピントを合わせようと一生懸命に働きます。その結果、目の筋肉や視覚を確識する脳が疲れてしまい、疲れにつながります。
目の網膜や黄斑部へのダメージ、加齢黄斑変性症
ブルーライトは、紫外線に次いで高いエネルギーを持っています。そのため刺激性も高く、網膜や黄斑部にダメージを与え、硬膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす原因の1つと考えられています。加齢黄斑変性症は、加齢にともなって生じる老廃物や酸化ストレス(活性酸素)によるダメージが黄斑部や網膜で蓄積した結果発症することが、既に多くの研究からわかっています。
加齢黄斑変性症の症状
・ゆがみ
・視力低下、中心暗点
・色彩異常
とされています。
日本失明原因
1位 緑内障
2位 糖尿病網膜症
3位 加齢黄斑変性症
3位 網膜色素変性症
5位 視神経萎縮
6位 白内障
となっています。
食生活にも影響が・・・
私たちの目の黄斑部には、元々ルテインやゼアキサンチンと呼ばれる黄色いカロテノイド色素が備わっています。ルテインやゼアキサンチンが、黄斑部に到達するブルーライトを吸収、遮断することで、私たちの目の健康維持にはたらきます。ルテインは、ホウレンソウ、ブロッコリーなど緑色の濃い葉物の野菜に多く含まれます。一方、ゼアキサンチンはパプリカやパパイヤ、柿、卵の黄身など橙色の野菜や果物に多く含まれます。
ビルベリーやサンタベリーに含まれるアントシアニンやレスベラトロール、プロアントシアニジンなどのポリフェノールは、高い抗酸化作用を持っています。そのため、ブルーライトによって発症する活性酸素を押さえ、網膜や黄斑部のダメージを軽減する効果を持つことが、最近の研究でわかってきました。
市販されているファンケルのえんきんは世間的にとても売れている商品ですが、ビルベリー、ルテイン、アスタキサンチンなど目に良いとよばれる成分がバランスよく入っていると思います。黄斑変性症の予防にも良い商品だと思います。
ほうれん草やブロッコリー、パプリカ、パパイヤ、柿などなどをバランスよく食生活に混ぜるのが一番良い予防方法と思います。
食生活も時代の変化か野菜の高騰などでやさいを多くとれない時代になってきているので、健康補助食品で補うのも賢い健康維持対策になっていると思います。
以上